【TIME SHARING総研】329名の法人イベント幹事経験者に聞きました!幹事が選ぶ「会場条件」ランキング|価格・飲食・アクセスの優先順位と、理想の探し方とは?
社内懇親会や周年パーティーなど、企業イベントの成否を大きく左右するのが「会場選び」です。しかし幹事にとって、条件を絞り込み、見積りを取り、社内調整をおこなうプロセスは、最も時間と労力がかかる業務のひとつでもあります。 TIME SHARING総研では、法人イベントの幹事経験者329名を対象にアンケート調査を実施。「実際に重視した条件」「本来重視したい理想の条件」「これがあると選ばないNG条件」「会場の呼び方・検索キーワード」まで、幹事のリアルな意思決定を可視化しました。
調査概要
| 調査手法 | インターネットリサーチ(Fastask利用) |
| スクリーニング | 6,307名に幹事経験を確認 → 経験者2,446名(38.8%)をメイン調査対象に選定 |
| メイン調査 | 会場探しの経験がある329名を有効回答として集計 |
| 実施時期 | 2026年4月 |
| 調査主体 | TIME SHARING総研(株式会社あどばる) |
幹事が選ぶ「最重要条件」ランキング
会場選びで「最も重要だと思う条件」をひとつだけ選んでもらった結果、1位は「価格」(26.9%)、僅差で2位「飲食」(20.4%)、3位「アクセス」(19.7%)となりました。

注目すべきは「価格」「飲食」「アクセス」が上位を占める一方で、6位・7位の「設備」「スタッフ対応」は合計でも3.8%にとどまる点。最重要判断では、現場の体験品質よりも"会場に辿りつけるか・予算内に収まるか・当日の食事が満足できるか"という基本条件が圧倒的に優先されることが分かります。
実際に重視されているのは「価格・アクセス・広さ」
「実際に重視した条件」を複数選択で聞いたところ、1位「価格」(62.3%)が断トツ。過半数の幹事が予算を最大の制約条件として意思決定していることが明らかになりました。次いで「アクセス」(53.8%)も過半数を超えており、参加者の利便性への配慮が実務上の優先事項であることが読み取れます。

INSIGHT
「広さ」(44.7%)と「飲食」(43.5%)は僅差で並ぶものの、「収容人数が確保できること」が会場選びの出発点であるのに対し、「飲食」は後述の理想条件では上位に浮上します。つまり飲食は""妥協されがちだが本当は大切にしたい条件""であることが示唆されます。
理想と現実のギャップ――「雰囲気・飲食」は本当は重視したい
「制約がなかった場合に本来重視したい条件」と「実際に重視した条件」を比較すると、幹事の"本音"が浮かび上がります。

「価格」「アクセス」「広さ」は実際の重視率が理想を大きく上回っており、「本当はそこまで気にしなくてよいが、予算・立地・収容人数という現実制約で選ばざるを得ない」条件であることが示されています。 一方、「飲食」「雰囲気」「設備」「スタッフ対応」は理想の重視率が実際を上回っており、幹事が""本当は妥協したくないが、現実には後回しになってしまう""と感じている条件です。
会場選びのポイント
「価格とアクセスは許容範囲か」を最初に確認しつつも、「飲食の質・会場の雰囲気・スタッフの対応」まで候補を絞り込んでから決断することが、当日の満足度につながります。条件が合うように見えても、この3点が確認できない会場は後悔しやすい傾向があります。
幹事が避けたい「NG条件」――料理の質が断トツ1位
「これがあると選ばない」というNG条件を聞くと、1位「料理の質が低い」(61.1%)が突出して高く、過半数を大きく上回りました。「価格」が最重要条件である一方、料理の質は"価格が安くてもNG"になる絶対的なボトムラインであることが明確になりました。

INSIGHT
「写真と実物が違う」(46.8%)と「見積りが不透明」(45.3%)が2〜3位に並ぶことは、幹事が「信頼できる情報」を切実に求めていることを示します。後述のクロス分析では、「写真と実物が違う」は31〜50人規模の中規模イベント担当者で特に多く挙げられており、広さや雰囲気の"実物確認"ニーズが強い規模帯といえます。また、Q8「困ったこと」でも「写真だけでは雰囲気がわからなかった」が44.1%と最多回答となっており、この課題は調査全体を通じた共通テーマです。
ユーザーは会場を何と呼ぶのか?――「イベント会場」がトップ、「宴会場」も根強い
今回の調査で最も注目すべきデータのひとつが、「企業の懇親会やパーティーで利用するような会場を、普段どのように呼ぶか」という設問です。


「呼び名」によってイメージする会場が変わる
「イベント会場」「宴会場」「パーティー会場」の上位3語で全体の73.0%を占めました。同じ会場を探していても、人によって頭の中にある言葉が異なることが分かります。これは会場探しで「思ったような会場が出てこない」という体験につながっている可能性があります。 たとえば「宴会場」は料亭やホテルの大広間をイメージしがちですが、今回の調査では「宴会場」と呼ぶ幹事の54.7%が〜30人規模の小規模イベント担当者でした。実際には少人数の社内懇親会を担当する幹事が広く使っている言葉であり、会場の種類というより「飲み食いしながら集まる場」という用途感で使われているようです。自分のイメージと会場の実態がずれていると、良い会場があっても出会えないまま終わってしまうことがあります。
会場探しのヒント
「イベント会場」という呼び方は31〜50人の中規模イベント担当者に最も多く使われており(41.5%)、幅広い規模に対応した呼び方です。一方「貸し会議室」(7.9%)は会議・研修用途のイメージが強く、パーティーや懇親会の会場として探している人はほとんど使わない呼び方です。用途が決まっているなら「パーティー会場」や「宴会場」、まず広く探したいなら「イベント会場」という使い分けが自然といえます。呼び方を変えて検索し直すだけで見つかる会場が変わることもあります。
検索で失敗しない「会場の絞り込み方」―幹事経験者の実態から学ぶ
調査では、会場探しの検索で「条件に合う会場がなかなか見つからなかった」と答えた幹事が34.0%に上りました。原因のひとつは、検索の絞り込み方にあります。幹事経験者が実際にどのように検索しているかを分析すると、うまく会場を見つけられる人には共通した「絞り込みの順序」があることが見えてきました。
ステップ①:まず「エリア×人数」から絞り込む
経験豊富な幹事の多くは、最初から「会場の種類の名称」だけで検索するのではなく、「開催エリア+参加人数」を最初の絞り込み軸にしています。100名規模のイベントで30名収容の会場が検索上位に出てきても意味がないため、人数を早い段階でキーワードに含めると候補が一気に絞られます。
絞り込みのコツとしては、「渋谷 パーティー会場」よりも「渋谷 80人 パーティー会場」のように人数を加えるだけで、実用的な候補に絞り込みやすくなります。人数の目安が決まっていない段階では「〜50人」「100人以上」など規模感だけでも入れると効果的です。
ステップ②:「こだわり条件」はキーワードに足す
エリアと人数で候補を絞ったあと、さらに条件を足すと精度が上がります。よく使われるのは「貸切」「飲食込み・ケータリング付き」「懇親会」「安い・予算」といったキーワードです。ただし、条件を詰め込みすぎると逆に候補がゼロになることもあるため、最初は1〜2条件に絞るのがポイントです。
ステップ③:「会場の呼び方」は複数試す
前のセクションで見たように、同じ会場でも「イベント会場」「宴会場」「パーティー会場」など複数の呼び方が存在します。検索に使った言葉によって表示される会場が異なるケースもあるため、ひとつの呼び方で見つからなければ別の呼び方に変えてみることも有効な手段です。
まとめると、「エリア+人数」→「こだわり条件を1〜2個追加」→「呼び方を変えて再検索」という順で絞り込むと、"見つからない"を防ぎやすくなります。それでも条件に合う会場が見つかりにくい場合は、会場の予約サイト内の絞り込み検索機能を使う方が効率的です。
理想の会場探しは「条件入力・自動提案型」へ
「理想的にはどのように会場を探したいか」を複数選択で聞いたところ、1位「条件を入力すると自動でおすすめしてくれる」(43.8%)が最多となりました。キーワード検索で会場を探す現在の方法に不満を持ち、もっとスムーズな探し方を求めていることが分かります。

2位「写真や動画を見ながら雰囲気で選べる」(41.0%)は、NG条件4位「写真と実物が違う」(46.8%)と裏表の関係にあります。ユーザーは"写真で選びたい"が"写真だけでは信用できない"というジレンマを抱えており、実際の利用事例(31.9%)や口コミ(31.6%)への需要もこの延長線上にあります。
INSIGHT
「条件入力で自動おすすめ」ニーズ(43.8%)は、人数・エリア・予算といった条件を入力するだけでマッチする会場が出てくることへの強い期待を示しています。また「空き状況・料金がすぐわかる」(28.0%)というシンプルなニーズも根強く、問い合わせするかどうかを判断できる情報が事前に揃っているかどうかが、会場探しのストレスを左右する大きな要因といえます。
会場探しで「困ったこと」「大変だったこと」
直近の会場探し経験において困ったことを聞いたところ、1位「写真だけでは雰囲気がわからなかった」(44.1%)がトップとなりました。「条件に合う会場が見つからなかった」(34.0%)、「見積もりに時間がかかった」(21.9%)が続きます。

「特に困らなかった」が21.0%にとどまることは、8割近くの幹事が会場探しで何らかの課題を経験していることを意味します。「写真で雰囲気を確認したい」「見積りをすぐ知りたい」「条件を入れれば候補が出てきてほしい」――これらはいずれも、情報収集の段階でのストレスです。問い合わせ前にできる限り情報を集め、不安を減らしてから動くことが、会場探しをスムーズに進めるうえで大切なポイントです。
「イベントの規模」で変わる、会場選びの優先順位
今回の調査では、スクリーニングで把握したイベント参加人数の規模と、各設問の回答をかけ合わせたクロス分析もおこないました。「何人規模のイベントか」によって、幹事の感覚や優先順位が大きく異なることが明らかになっています。
「宴会場」は小規模、「レンタルスペース」は大規模で使われやすい
「普段どのように会場を呼ぶか」とイベント規模をかけ合わせると、呼び名ごとに担当するイベント規模が大きく異なることが見えてきました。

最も特徴的なのは「宴会場」で、この言葉を使う幹事の54.7%が〜30人規模の小規模イベント担当者でした。「宴会場」というとホテルの大広間や料亭をイメージしやすいですが、実際には少人数の社内懇親会を担当する幹事が広く使っている言葉だと分かります。 「レンタルスペース」は逆に51人以上が71.1%を占め、中〜大規模イベントの担当者に使われやすい呼び方です。「イベント会場」は31〜50人規模が41.5%と全体平均(26.4%)を大きく上回り、中規模イベントに馴染みやすい言葉といえます。
会場探しの活用ヒントとして、30人以下の少人数で探すなら「宴会場」、31〜50人なら「イベント会場」、それ以上の規模なら「レンタルスペース」や「パーティー会場」と呼び名を変えて検索すると、同じ規模感の会場にたどりつきやすくなります。
小規模は「雰囲気・飲食」、中規模は「価格・広さ」で悩む
「最も重要な条件」とイベント規模をかけ合わせると、規模によって幹事の"一番の悩み"が異なることが分かりました。

「雰囲気」「飲食」を最重要とする幹事の4割超が〜30人規模の小規模イベント担当者です。少人数の懇親会ほど、参加者一人ひとりの体験が成功・失敗に直結するため、居心地や料理の質が特に重要視されると考えられます。一方「価格」を最重要とする幹事では31〜50人規模が43.4%と突出しており、中規模イベントが「広さと予算」の板挟みに最もなりやすいことが裏付けられました。
中規模ほど「写真ギャップ」に敏感、小規模ほど「スタッフ対応」がNG
NG条件についてもイベント規模で傾向の差が出ました。特に注目すべきは「写真と実物が違う」と「スタッフ対応が悪い」の2項目です。

「写真と実物が違う」をNGとする人の33.1%が31〜50人規模で、全体平均(26.4%)を大きく上回っています。中規模イベントは会場の広さや雰囲気の""イメージどおりかどうか""が成否に直結しやすく、写真ギャップへの感度が高いと考えられます。 対照的に「スタッフ対応が悪い」をNGとする人の43.6%が〜30人の小規模担当者でした。少人数のイベントでは参加者がスタッフと接する機会が多く、対応の良し悪しが場の雰囲気に直接影響するため、より敏感になる傾向があるようです。
規模別の会場選びチェックポイントとして、少人数(〜30人)なら「スタッフの感じの良さ・料理の質・居心地の良さ」を重点確認。中規模(31〜50人)なら「写真と実際の広さのギャップ・予算内に収まるか」の2点が最優先です。
まとめ
今回の調査から、法人イベントの幹事が会場選びに直面する構造的な課題が明らかになりました。
会場選びで後悔しないための5つのポイント
- 予算とアクセスは最初に絞り込む。ただし「飲食の質・雰囲気・設備」は後回しにしない。多くの幹事が「本当は重視したかった」と感じているのはこの3点です。
- 料理の質が低い会場は、価格が安くても選ばれない。参加者の満足度に直結するため、飲食プランの内容は必ず事前に確認しましょう。
- 写真だけで決めない。実際の利用事例・動画・口コミなど、複数の情報源から雰囲気を確認してから問い合わせに進むと、当日のギャップを防げます。
- 探したい会場の「呼び方」を変えてみると候補が広がります。「イベント会場」「宴会場」「パーティー会場」は同じ会場でも異なる検索結果になることがあります。
- 見積りの透明性を必ず確認する。内容が不透明な会場はNG条件の上位。問い合わせ前に料金体系・追加費用の有無を確認しておくと、後のトラブルを防げます。
幹事が「良い会場」を見つけるために
今回の調査から見えてきた共通点は、「情報が足りない・信用できないことが会場選びのストレスを生んでいる」ということです。写真だけでは雰囲気が分からない、見積りに時間がかかる、条件が絞りづらい——こうした悩みを減らすには、会場の情報を事前にできる限り集め、複数の会場を比較したうえで問い合わせに進むことが近道です。TIME SHARINGでは、収容人数・エリア・飲食条件など細かな条件から会場を絞り込める検索機能を提供しています。ぜひ活用してみてください。



