デジタルデトックスで整える!デジタルと共生していくために必要なこと
公開日:2021/03/29
みなさんこんにちは。
SHARINGライターの仲野識です。
ITやICTは、生活を豊かなものにしてくれました。その一方で、ネットに関するストレスも付き纏うようになりましたよね。
最近、「デジタルデトックス」というワードを耳にするようになりましたが、いまや暮らしに欠かせないデジタル技術やその媒体と共生していくために必要なことかもしれません。
- 仕事でもプライベートでも、四六時中パソコンと向かい合っている
- 「いいね!」が気になって、しょっちゅうSNSを見てしまう
- LINEの既読に振り回される
- 長引く自粛生活で、ネットを閲覧する時間が増えた
という方へ向け、デジタルデトックスとは何か、そしてその効果や今すぐに始められる方法について今回はお話ししていきます。
▼Contents
2-2.デジタルデトックスの身体的な効果
2-3.デジタルデトックスの心理的な効果
3-1.PCやスマホに触らない
3-2.自然に触れる
3-3.本に触れる
3-4.人とかかわる
4.まとめ
デジタルデトックスとは?
そもそもデトックス(detox)ってなんだろう?
デトックスとは、『detoxification(デトキシフィケーション)』の短縮形で『解毒』を意味するワードです。
つまり、体内から毒素や老廃物を取り除くことなんですね。
デジタルデトックスとは、一定期間デジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや自然とのつながりで癒やしを得る行動のことです。
デジタルデトックスは、デジタルを完全に手放して生きよう、というよりも、より健全にデジタルデバイスやインターネットと付き合っていくために行うものです。
デジタルデトックスはなぜ重要?大切さとその効果
今ではほとんどの人がPC、スマートフォン、タブレットなど、インターネットに接続するデジタルデバイスを所有・利用していますよね。
便利な一方、デジタルデバイスに囲まれた日常はわたしたちにどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。
デジタルありきの生活は“退化”への道?
わたしたちは、PCやスマホなどのデジタルメディアなしで暮らせないことが明らかなくらい、常に情報に触れています。
そして何より困るのは、デジタルデバイスがもたらす実害に気づいていないということなのです。
デジタルデバイスは私たちの生活をとても便利で快適なものにしてくれます。
情報を手早く得られるのは素晴らしいことですが、それに頼って自分自身の能力を退化させてしまっては元も子もありませんよね。
デジタルデトックスの身体的効果
デジタルデトックスを行うことによって、身体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。
たとえば、PCやスマホの画面を見続けると目が乾燥しますよね。
時にはかゆみを伴い、視界がぼやけ、ひどいときには炎症を起こしたり頭痛を伴う不快感を引き起こすことも…。
デジタルデトックスを行うことで、
- 睡眠の質が良くなる
- 目の疲れが取れる
- 頭(脳)の疲れが取れる
などの身体的効果が期待できます。
デジタルデトックスの心理的効果
誰でも気軽に何でも調べられることは、デジタル機器発展の最大のメリットである一方、疲れも生じます。
たくさんの情報に振り回されることが時にストレスになってしまうこともあるでしょう。
デジタルデトックスは、
- ストレスが減る
- 安心感が増す
- 幸せな気持ちになれる
など心理的な効果も期待できるとされています。
デジタルデトックスの方法とは?
デジタルデトックスの身体的・心理的効果が分かったところで、ここからはは、具体的にどのようなことがデジタルデトックスになるのか、その方法をご紹介していきます。
実際にわたし自身がトライしてみて「良かった!」と思えたデジタルデトックスの方法を紹介しますので、デジタルデバイスに疲れている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
PCやスマホに触らない
今すぐできるデジタルデトックス。
それは、「PCやスマホ等のデジタル機器に触らない」です。
一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスと距離を置く、ただそれだけでデジタルデトックスになります。
デジタルの時間をミニマルにすると決め、隙間時間にスマホを見ないだけでもストレスが軽減したり新たな気付きを得られます。
目線を上げ、今に集中して目の前を見ることで、楽しいことをより楽しめるようになるはずです。
自然に触れる
緑の中をさんぽしたり日光浴したり、人は自然とつながることで本来持っている生命力を活性化することができると言われています。
ということで、自然に触れましょう。
自然豊かな場所でデジタルデトックスを行うと効果が高まると言われています。
自然とのつながりにフォーカスし、高い効果を得るために、1泊2日以上のデジタルデトックス期間を取ることも非常に有効です。
本に触れる
瞑想をしたり、外に出かけたりをいつもするのは難しいという人もいるでしょう。
そんな方は、テレビやスマホなどのデジタルデバイスを不要とする趣味に時間を使ってみては?
中でもおすすめなのが、読書です。
もちろん、電子書籍でなく、“紙”の本です。
人間の脳は、暇を嫌い常に新しい情報を求める習性があります。
ニュースアプリやキュレーションサイトも暇つぶしにもってこいと言えますが、読書はまた違う良さがあるんですよね…。
本に触れる、読む。
それだけで、十分デジタルデトックスになるのです。
人とかかわる
スマホやパソコンを使ってインターネットをだらだらと閲覧していたり、テレビを付けっ放しにしていたりすると、人と関わっていないのに誰かと一緒にいるような気になりませんか?
しかし、それゆえ、不要な情報まで頭と心に蓄積してしまいます。
心にゆとりのない状態になりやすく、また、疲れやすくもなります。
現実世界の人と関わりましょう。
信頼できる友人や同僚とちょっとお茶したりするだけで元気になることってありますよね。
デジタルデトックスを体験できるツアーに参加してみる
デジタルデトックスは、一種麻薬のようなスマホ依存やSNS依存から抜け出す第一歩です。
やめたいけどやめられない…!
そんな方はデジタルデトックスツアーに参加してみるのもありです。
ただデジタル機器を遠ざけるだけでなく、アクティビティを通じて心身をリフレッシュできるという点も、ツアーに参加する大きなメリットです。
デジタルデバイスとの適度な距離感を身に着けるにはとても有効そうです。
まとめ
常時オンラインであり続けることは、結果、デジタルデバイスとの健全な関係性を保てなくなる可能性を秘めているということになっていくでしょう。
つまり、デジタルに頼りすぎることは、逆に私たちの本来持っている能力を退化させることにつながってしまうと言えるのです。
デジタルデトックスは、デジタルと長く付き合っていくための方法でもあります。
今後も進化し続けるデジタル社会と上手く付き合っていくためにも、ストレスにならない程度に自分の暮らしに合わせてデジタルデバイスと付き合っていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
執筆:仲野識(なかの しき)